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国土交通省令和5年度港湾技術開発制度に採択  ~コンテナターミナルの高度化・労働環境改善に貢献~

2023年10月31日
JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)は、国土交通省が公募した令和5年度港湾技術開発制度※1に対して、「ガントリークレーンの遠隔操作化」(以下、「GC遠隔操作化」)および「TOS※2高度化によるRFコンテナ※3管理の効率化と荷役安全性の確保」(以下、「TOS高度化」)を提案し、このたび、採択されました。

近年、少子高齢化の進む我が国では、生産年齢人口の減少や多様化する就業形態に対応した労働環境の改善と生産性向上が求められており、コンテナターミナルの運営においても、これらは重要課題となっています。

当社は、港湾ガントリークレーンの豊富な納入実績と知見を活かし、これら課題の解決に向け「GC遠隔操作化」では、高所運転室内でのオペレーターの前屈姿勢を伴う長時間操作など身体的負担を軽減するための遠隔操作化、および荷役安全性を高めるための操作支援機能を開発します。
また、「TOS高度化」では、鮮度保持輸送等で年々流通量が増加するRFコンテナにおける温度等の目視監視業務の効率化と電源プラグ装着中の吊り上げ事故防止を目的とした遠隔モニタリングシステムを正興ITソリューション株式会社※4と共同開発します。
これら2つの技術は、2025年度までに開発と実際のコンテナターミナルでの実証試験を完了し、社会実装を目指します。

当社は、今後もAI・IOT技術などの最先端技術を活用し、港湾における物流インフラの高度化、効率化を推進するとともに、持続可能な物流インフラの構築に貢献してまいります。

  • ※1 コンテナターミナルにおけるさらなる生産性の向上と労働環境の改善を目的とした技術開発を推進する制度
    https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk2_000074.html
  • ※2 Terminal Operation Systemの略で、コンテナターミナルの荷役作業工程を統括的に管理するシステム
  • ※3 Reefer Containerの略で、冷凍・冷蔵貨物の輸送に使用される特殊コンテナ
  • ※4 正興ITソリューション株式会社
    https://www.seiko-itsolution.co.jp

本技術開発イメージ

20231031本技術開発イメージ.jpg

以上

本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
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